■古き良き時代の技術をそのままに現代へ継承する削り出し1本ものアンブレラ。
--解説--
英国で作り続けられている名作は、何も靴ばかりではありません。雨の国とも言われる英国において、今や必須携行品となっているのが傘です。雨天にも使えるアンブレラというと日本人には何を言っているのだ? と思う事でしょう。もともと傘は、日除け傘がそもそもの機能であって、雨を避ける為に傘を使うという行為は、150年ほど前くらいになってから。それ以前は、完全防水できる生地がなく、シルクに油を擦り込んで防水性を出していただけのものでしたので、とても実用に耐えうる傘など作れる筈もありませんでした。
しかし、ナイロン生地とりわけ軍用に使われていたナイロン生地を傘に転用したことで、初めて完全に雨の浸透を防ぐことに成功しました。それを初めて傘に取り入れたのがフォックス・アンブレラズ社です。しかし、機能性だけではなくデザイン面でもフォックスは、妥協はせず紳士が使うためのステッキとしての見た目も素晴らしく、その為極限まで細くシャープに見せることの出来る構造を生み出しました。この構造は、実に完成度が高く、なんと今もってその原型を変えずに生産され続けています。その為、フォックス社で製造した傘は、製造年に関係なく修理できるというメリットを有しています。
このモデルの特徴:
RS6は、フォックスの中でも最も手間の掛かるモデルの一つで、高級アンブレラに属するシリーズです。全ての工程で手作業に仕上げられるフォックスアンブレラですが、取り分けRS6に関しては、ハンドルから石突きまで1本のヒッコリーウッド(クルミ科の落葉大高木)から削り出された木材を使い製品化されたものです。チューブ部分となるシャフトを完全にストレートに仕上げる技術、対照的にハンドル部分は、持ち易く美しいシルエットを醸し出すアールを持ちますが、その全てが専門の職人により手作業で仕上げられたものです。よって、カバーと骨を完全に取り外すと、まさにステッキとしての形状になるところが素晴らしい(実際は取り外しできません)。他のシリーズに比べて太くしっかりとした作りと重量感が特徴です。ウッドの仕上がりも見事であり、使い込むほどに味わいが出て来ることでしょう。ハンドル部分はリングレスのソリッド仕上げです。ラバー製のチップリングも付属しますが、これは飾りの印象が強く実際に使用しようと思ってもなかなかコツがいるクセ者です。チューブはトップエンド部分で直径約15mmです。ハンドル部分は約25mmです。オーク(樫)よりも幾分細く作られています。リブはU字断面フレームで構造はフォックスフレームのそれですが、ろくろ部分(ストレッチャーボーンを受け止めている中心にある部品)の作りは、他のシリーズと異なりよりクラシックな雰囲気の味わいを感じさせる大きめの仕上げで、カバーが付けられています(拡大写真参照)。チューブシリーズと異なり、この傘の存在そのものが価値であり、巻き付けて細く見せるといった使い方は敢えて狙わなくとも十分に価値観を得られる作りです。これを細く巻ける技術があれば、お金をとれるアンブレラローラーになるのも夢ではないでしょう。
カバー長:約64cm
トップエンド:約12cm
ハンドル:約17cm(アール含む直線距離)
ソフトケースは付属致します。
返品規定
機能不良を除き返品また交換不可です。写真と現物との微妙な色の違いや僅かな傷など使用上問題ないものは不良対象となりません。故障や不良については、1年間の保証書が付属致しますので期間中は大切に保管し、不良の際は保証修理をご利用下さい。保証対象となる使い方をしてあれば無償修理可能です。ただし、フォックス社の想定外の使い方をされた場合や保証期限が過ぎたものや保証書を紛失したものでも当店でお求め頂きました傘につきましては、有料修理対応可能です。他店でお求めのものは、基本的にお受けすることができません。
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<メンテナンスTips>
お手入れ方法は、基本的に乾燥させて置く事が長持ちさせる秘訣です。特にフレーム部分、金属部分、稼動域については、湿気を嫌うため、雨天使用後は、水気を拭き取り、1日以上完全に乾くまで乾燥させます。下手にオイル等は使わくて結構ですが、動きが渋いと感じる場合のみ、ポイント的に少量を使う分には問題ないでしょう。ナイロンカバー部分は、空拭きが基本です。ハンドル含むウッド部分は、乾拭きして油分と湿気を取り除いてから収納するように心掛けて下さい。カバー(傘地)の巻き方には作法があります。お求め頂いたお客様にはお教え致します。
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