Lady's Shoes with Natoriya.com

2001/2/2 20:17作成 作成者:内藤伸樹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すべての画像は、拡大します。また、商品へダイレクトにリンクも貼られています。

■プロローグ
 レディースシューズというとどういうものを思い浮かべるだろうか。今ならミュール? スニーカー? ブーツ?
 時代と共に変化を続けるレディースシューズだが、いつしか華やかさとデザイン性だけを追い求めているのに気が付いたとき、レディースシューズから忘れ去られてしまった靴達があることに気がついた。
 ふとメンズシューズに欲しい物が沢山あることに感動を覚えたとき、なぜメンズにあってレディースに無いのだろうと考える。でもそれは違うのだ。無いのではなく見つけられなかっただけなのだ。このショップに巡り逢えてうれしくなった。

■こう言う靴はいかがですか?
時代は移り変わり、女性たちの社会進出は目覚ましいものがありますが、女性らしさとはまた違った、靴の本質やデザイン性を追求したクオリティーの高い靴。そういう「本物」を欲しいと思ったことはないでしょうか。男性用シューズの世界には、そのようなタイプの靴はゴロゴロしておりますが、いざ女性の靴となるとほとんど見かけることはありません。たぶん、そういう物を作れる職人は男しかいないからなのではないでしょうか。でも、女性の生活スタイルの変化とともに、そろそろ本物のよさを知って、自分にもあんな靴が履けたらなという思いに駆られたとしても、どこのショップにもほしいスタイルがないということがほとんどだと思います。そこで、長年ナトリヤが取り組んできたハイクオリティー・レディースシューズとはどういうものがあるのか。どういう点がすばらしいのか。性別を問わず本物の素晴らしさを知りたいと願う女性の為に、このページを開設しました。このページを見て、初めての靴達に投資して自分を高めるのも良し、靴職人になろうと決心するのも良し(笑) ナトリヤが貴女のセンスを磨きます!!

ヨーロッパと日本
 ヨーロッパ、特にフランスやイタリアの靴好きな女性たちは、靴を知る機会を逃してしまった日本女性たちとは一線を画する靴との付合い方を知っている。日本の男性なら当たり前の靴との付合い方、靴の選び方を彼女達は日常生活において身につけてきた。それは、社会文化や教育も去る事ながら、決定的な違いは靴文化そのもの年代の差に現れている。日本の靴文化は、せいぜい40年。まあ戦後を区切りと考えるならば、50年ということでも良いだろう。しかし、靴の発祥の地ヨーロッパでは、それこそ紀元前から靴と付合ってきた。ただ、その頃は高貴な人の装身具だったが、一般に利用されるようになり、ファッションアイテムとして定着したのは200〜300年前と考えて良いだろう。その頃の日本はというと、裸足か草鞋(わらじ)、足袋などなど。ソックスと大して違いの無いレベルの到底靴とは程遠い世界にいたのだ。それが、戦後異文化が浸透し始めてようやく50年が経ったばかり。まだまだ日本の靴社会はこれからなのだ。

男と女
 中世ヨーロッパは、戦争が絶えなかった。男は戦(いくさ)に出陣するために、豪華な装飾を纏った鎧を装備し、強さを誇示したものだ。現在のメンズシューズは、鎧としての機能を受け継ぐ最後の防具の末えいだ。未だに靴職人(※)の99%が男性というのも頷ける。なぜなら女性たちには理解しかねる男文化がそこには脈々と流れているからなのだ。しかし、21世紀を向かえた今日、女性も男性に並ぶ、いやそれ以上の実力を身につけたとき、いよいよ女性達も鎧を身に纏う時が来たことを自覚し始めていると感じるのである。

早過ぎた女性達のハイクオリティー靴
 そろそろ本題に入りたいのだが、一応前説もして置かないと、なんで? どうして? になってしまうので、お付き合いくださいね。今回ご紹介する極一部の女性用フォーマルシューズは、時代を感じさせるトレンドを追ったもので無いことを十分理解して欲しいです。男性用靴がそうであるように、女性用にも一生物という靴が存在します。以前から日本にもそのようなハイクオリティーなシューズは輸入または、生産されて来ましたが、日本文化に馴染めず、また実際に利用価値もなかったために、廃れていった感があります。しかし、長い時間をかけて女性達にも良いものを見る目が養われてきつつあります。本物の靴を試したい、所有したいと願う女性が増えてきたことは日本の文化レベルが非常に向上してきている確かな証拠と言えるでしょう。もっと知識を増やし、男性に並ぶ時が来るのはもう間近なのかも知れません。

※靴職人
文中のこの言葉は、デザイナーだけでなく、屠殺(とさつ)、なめし工程、染色、縫製のすべてに携わる人達を敬意を表しつつ呼んでおります。最近は、このようなアンダーグラウンドの世界へも女性達の進出は目覚ましいものがありますが、まだまだこれからのニッチな世界と言えるでしょう。

女性用ハイクオリティー・シューズ達(2001/2/2更新)
 ここでは、女性専用に設計された世界の高品質シューズをご紹介致します。ご紹介できるのはほんの一部ですが、良い物が発見できたときは、随時更新して行こうと思います。靴の世界は底無しです。海外で見つけて日本にないブランドを知っていたら密かに私にも教えてくださいね(笑)

Paraboot
 フランス・パラブーツ社。メンズの世界では非常に有名なブランドです。ひとつのジャンルを形成したと言っても過言ではないでしょう。たとえば、AVIGNION(アビニョン)やCHAMBORD(シャンボード)は、この独特なシルエットこそが、パラブーツの血統となっているのです。素晴らしさは、デザインだけではありません。ソールにこだわったブランドとしても大変有名で、数々の高評価を得ています。もちろんオールソールリペアが可能です。アッパーの素材も上等の革を使用し、ハードな状況下にあっても耐久性が高いことでも有名です。まあ、女性が履く場合は、酷使するような履き方はそんなに多くないでしょうから、ほぼ一生愛用して頂けることでしょう。ファーストステップとして足を踏み入れるには、もってこいのブランドです。価格は4万円台。

Enzo Bonafe
 イタリア・エンツォ・ボナフェ工房。こちらもコアなシューズファンには有名です。デザインセンスが抜群です。さぞや凄いかっこいいデザイナーが作っているのかと思われますが、実はナトリヤと良く似た家族経営ブランドです。社長(現在はリタイアか?)のエンツォ・ボナフェが興したブランドで、現在は、数人のファミリーでデザインから縫製まで全てをこなしています。一昨年でしたか、息子さんが大学の受験で、若奥様がお産になるという状態になり、ブランドそのものが一時停止したこともあったとか(んなバカな!)。なんだか普通考えられないような事が起きていました(笑) シエスタやバカンツァ(※)のあるイタリアでは、珍しいことではないのかもしれませんね。肝心の靴ですが、コードバンという馬革を使った靴が得意。尋常ではない縫製技術を持ち、まず日本ではお目に掛かれない靴ばかりを作り続けている。イタリアらしからぬ履き心地の良さも特筆ものだ。デザインは、その時だけのものとなるが、ボナフェ主義が一本通っている点が素晴らしい。購入することはなかなか出来ない。上記の通り、数人で製作しているので絶対数量が少ないからだ。そして、靴の特質であるサイズにどうしても左右されるからだ。運良く入手できたなら、ぜひインソールに手書きされた文字を翻訳して欲しい。ボナフェじいさんの自信の程が伺える。価格帯5万から無限円。

※シエスタやバカンツァ
シエスタとは、毎日必ず取るお昼休みの事。だいたいお昼から午後の4時くらいまでを昼寝して過ごす。でもこの時間帯も結構アバウトらしいという噂もある。バカンツァは、そのまんまバカンスを意味する。夏に約1ケ月間もの長期休暇を取り旅行などをして過ごす。なんて優雅な国だろう。日本人ということを恨んでしまう瞬間だ。

NATORIYA
 むむむ? と思う無かれ(笑) 実は、われらがNatoriya.comのリアルショップである「NATORIYA」のネーミングを冠するオリジナルブランドです。残念ながら現在は製造停止中(※)のブランドです。デザインは、我々が起します。今までに数種類のデザインをしました。完全なビスポーク(※)はもちろんの事、パターンオーダー(※)にもお答え致します。ただし、現在は停止中です。シンプルで印象的なシルエットを好み、実用性に富んだ履き心地を有するようにラスト(木型)設計とソール設計に気を配りました。アッパーの染にもこだわっています。もちろんオールソールリペア可能な本格的なモデルです。デザイン思想は、イギリスの伝統的な靴作りを盛り込み、大好きなイタリアらしいシルエットと日本の流麗なたおやかさが漂うラインを織り交ぜ、特に履き心地に留意してデザインしました。革の調達から縫製、そして納品まで全てを日本で行い、日本の気候下で製造される事によって、日本独特の四季や環境に適した靴が完成致します。

※製造中止中
専任の職人さんがお亡くなりになった為、ここ数年間は冬眠状態のままです。日本における靴職人不足をもろに実感しています。でも、近々あらたな職人さんとコラボレーションできるかもしれません。余談ですが、今から本気で靴職人になろうと思っている若者がいたとしたら、それはチャンスです。10年苦労を積んでください。センスがあれば、必ずトップファクトリーを形成できるでしょう。

※ビスポーク
素足を採寸した上で、完全なオリジナルとして製作する靴の総称。デザインはもとより、色、ソールパターンの選択、革の素材、シューレースetc...すべてをお好きな状態で仕上げる世界で1足の靴だ。採寸、デザイン、見積、発注、製造、納品までに早くて4ケ月、遅くて9ケ月位で完成する(デザインによっては、1年以上必要)。一生付合って行ける靴を考えているなら、これに勝る物はないだろう。価格は、時価だが、大体6万円前後〜無限円だ。ビスポークにも欠点はある。それは、発注者とショップと職人のコラボレーションが上手く取れるかどうかによって、靴の出来映えが左右される。有名な画家の絵が万人に受けないのと同じで、必ずしも納得の行くものが出来るとは限らない。上手く発注するには、よく知ったショップスタッフと密にデザインを練ることと、そのショップが信頼している職人を有していることだ。可能なら、過去の作品を見せてもらうのも良いだろう。最後にひとつだけ注意したいことがある。それは、発注する時は、絶対に納得した上で行うことだ。仮に完成してきたものが気に入らない場合があったとしても絶対に文句を言わないと心に誓ってほしい。なぜなら、その1足の為に何頭の動物が屠殺され、何人の人の時間を割くことになるかを考えてほしい。もし気に入らなかったとしても、毎日可愛がる事によって、段々と愛着が沸いてくるかもしれない。完成した靴を受け取るときは、神様に一言お礼を言うくらいの心構えでいたいものだ。
 尚、念の為言って置きますが、ナトリヤで発注されたお客様は100%納得されて今現在でも愛用し続けています。

※パターンオーダー
基本的にデザインは固定。数種類あるスケッチからデザインを選択し、素材を選ぶ。足採寸を採り、発注する。気軽に頼めるビスポークとも言える。利点は、早く完成する、価格が抑えられる、ある程度オリジナリティーが出せる、完成度にばらつきが無い点だろう。納品までに、約4ケ月〜6ケ月。価格は、3万円から6万円程でOK。

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ナトリヤ