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■どう違う? オリジナルと現行モデルの違い
■サイドビュー
プレミアータ20XXXシリーズを象徴するサイドデザインだが、ほぼオリジナルのままに継承された。イタリアで同一デザインが使用されるのは、珍しいことだ。これが、いわゆる定番のフォーマルやワークシューズなら話しは分かるが、あくまで嗜好品。1度切りで生産が終了することが普通のイタリアにしては、思いきったことなのかもしれない。それだけに自信作なのだ。(写真は、遠近感がついているので、大きさが幾分ちがって見えますが、実際は同一サイズです)
■トップビュー
大きな違いはトップから見ても感じられないが、よ〜く見ると若干のデザイン変更を施した後がある。まず、トゥノーズの設計だが、新型とは明らかに違うデザイン。ブルーチャー(外羽根)を見て頂ければ分かるかと思うが、約7mmほど長くなっている。これは、アッパー(甲)部分でのホールド性能を高める為だろう。なぜかというと、前モデルよりもワイズ設計が細くなっている。その為、微妙にトゥノーズを長くし、指の開放感を高めると同時に、靴内部での足の前後運動を高めているのかもしれない。このため、99と00ではその履き方に若干性格の違いがあるのだ。
■99インサイド
写真は99モデルだ。内部構造は、至ってシンプルな設計で、極力故障のない作りとなっている。レザーの基盤の上に半敷きのインソールが乗っているのがよく分かるだろう。アーチ部分には、通気性を高めるためのパンチング加工が施されている。履き方だが、まずレングスサイズをしっかりと合わせることだ。その後シューレースを閉じて行く。半敷きインソールの先端から奥を仮にフロントとすると、若干履き心地がスポイルされている気がする。これは、各モデルによっても違うかもしれないが、私のモデルは、製造時のミスらしき突起が感じ取れる。場所は、右足の親指付け根部分だ。ソールの薄さともあいまって、長時間履くのは辛いかもしれない。しかしだ、、、、、、。
■00インサイド
00の内部構造は、その欠点を見事に克服してきたのだ。この辺がイタリア靴が変わってきているという点だ。単にデザインだけを追っていないのは評価すべきだろう。インナーは、半敷きをやめ全敷きタイプに変更し、スベリの良い素材に。その結果、足へ掛かる負担は飛躍的に軽減されたのだ。意外と知られていないが、靴によっては、足が内部で微妙にスライドするタイプもあるが、この00はそれにあたる。ただし、履き方は、アッパーとワイズで合わせた方がベターかもしれない。レングスの余りは、99よりも若干大きめだ。このモデルは、アッパーの締め付けで履くと考えた方がよさそうだ。なので、ハトメの上から3個をきつく締め付けるのだ。慣らし期間の10日間の後ソールの反りが大きくなると思うが、そうなってきた頃に、再度シューレースの締め付けを確認したい。トゥとヒール部分に余裕を作る履き方を心がけたい。(あくまで人によります)
■99ソール
マイクロピンスパイクを使用したデザインで、フラットだ。ヒールがある点に気づいただろうか。これがスニーカーと呼べない部分。というか、あくまでシューズとして作りましたというプレミアータのメッセージだ。アーチ部分の補強もデザインライクになっている。芸の細やかさには脱帽です。この頃からフロントソールの厚みが欲しいとは感じていた。
■00ソール
そして、00。厚くしない変わりに、3DCGのようなセンスの光るスパイクを出して来やがった! やられたね。悲しいけど、99よりも好きな部分だ。おっと主観が入ってしまった。この3Dスパイクの配置は絶妙。安定感とローリングを両立させているだけでなく、99と00を横から見たときに、ソールの厚みの差を全く感じさせないんだ。あのスパイクの中身素材を見てみたいな。
■総評
どうでしたか? 既に所有している人も、そうでない人もどんなにすばらしいシューズかお分かりいただけたでしょうか。つたない文章なのですが、精一杯解説してみました。ほんとにこの靴は、デザイナーの心意気と粋な部分が高次元でミックスされた素晴らしいモデルです。もし、運良く所有できたなら、ぜひ、ページ右の保管とメンテナンス方法を実践して、20年30年と履き続けてみてください。そして、いつか私のモデルと一緒に並べてみようじゃありませんか!
もし、欲しいという人は、プレミアータのページで購入を検討してみてください。サイズアドバイスはバッチリさせて頂きます。生産終了
■メンテナンス方法 靴を磨いて男を磨け
以下のメンテナンスは、ナトリヤ流メンテナンスです。いろいろとご意見は御ありでしょうが、あくまで私のオリジナルメンテナンス方法をご紹介致します。ご意見がありましたら、お気軽にご相談下さい。
■メンテナンスツール
取り揃えたい物は、こちらになります。クリーナー系は、コロンブスネオクリーナー。メルトニアンシュークリームの無色とダークブラウン。ブラシは、アッパー部分用の豚毛ブラシ、クリームを擦り伸ばす為の歯ブラシ(綺麗な物と、使い古し)、ソール用ブラシ、スエードブラシ、綺麗な布を2枚。だいたいこんなところですね。
これらの溶剤関連は、ナトリヤですべて入手できます。また、ブラシは、用途を絞ってください。例えば、黒のクリームを使ったブラシで、ダークブラウンの靴を磨かないと言ったように、色分けを初めに決めて置きます。まあ、だいたい4,5本あれば大抵のメンテナンスに利用できます。シールでも貼って分かりやすくして置きましょう。
■メンテナンスHow to
写真を見ながらいろいろと試してみてください。普段メンテナンスをしている人はご存知の方法ばかりです。はじめての人は、なるべく溶剤関連は少量にするように心がけます。少しずつ慣れていってください。
■1.クリーニング
シューレースを解きます。丁寧に解いてください。壊れることがたまにあります。修理代金を負担したくなければ丁寧に。ネオクリーナーのチューブから、写真の量を取り出します。布に取り、表面に薄く伸ばしながら擦りこむような感覚で汚れを落とします。よく汚れを飛ばしてください。また、一度ブラウンのクリームを塗ってある場合は、ホワイトラインとブラウンの部分で布を代えて拭いてください。
  
■2.色掛け
まずは、ブロンコの部分から始めましょう。まあ順番はどっちでも良いです。メルトニアンのダークブラウンをブラシに取ります。ブロンコの部分に薄く伸ばすように擦りこんでいきますが、ここでホワイトラインに着かない様に注意が必要です。一度着いてしまったら、クリーナーを使ってすぐに拭ってください。次に、メルトニアン無色を使用して、ホワイトラインを綺麗にします。ブラシで軽く撫でるように伸ばして、ある程度全体に広がったら指で擦りこみます。円を描くようにクルクルと伸ばしましょう。ここまでで、重要なポイントは、溶剤が表面に残っていないこと。テカテカしているようではダメで、つや消しのような状態がベストです。次に、ブロンコ部分をブラッシングします。この段階からツヤ出しの作業に入って行きます。ホワイトラインに触れないように十分に注意しながらこぎみ良くブラッシングしてください。この段階でツヤの出方を左右することにもなります。バッファローのホワイトラインは、布で丁寧にふき取ります。もし、汚れているときは、ホワイトクリームを少々塗布して白くします。ブロンコの部分も布で磨いて行きます。力を入れて構いません。
    
■3.気になるようなら
ソールは特にメンテナンスする必要はないですが、小石が刺さっていないかなどのチェックはしましょう。保管したいときは、ハードブラシで、汚れを落として完了です。スエード部分は、スエードブラシというのがありますので、それを利用して埃を飛ばします。こすれて傷のようになった場合は、直せるのですが、テクニックが必要なのでここでは割愛させていただきます。ちなみにヤスリとケシゴムなどをつかったりするんですよ。

■4.ツヤ出しはWAXで!
さあ、いよいよ仕上げです。BEE
WAXがベストでしょう。あれに勝るものってあるのかな。ワックスを少量指に取ります。これを伸ばします。かならず指で行ってください。どうしてかというと、体温でWAXを暖めながら伸ばすのです。なので、手は常温にして置きましょう。これも、クリーナー同様に薄く薄く伸ばして行きます。写真をよく見てください。終わりましたら綺麗な布で磨きを掛けます。ついでに、ベロの部分も綺麗にして置きます。この段階は納得いくまで磨いてください。正解はありませんから、納得したときが完了です。
インナーのことは書きませんでしたが、埃が溜まっていることがあるので、たまに掃除機で吸い取ってあげれば良いです。
   
■総評
比較的オーソドックスなメンテナンス方法をご紹介いたしましたが、ご理解頂けたでしょうか。これをどの頻度でやるかは個人差があります。わたしの場合、ほとんどしません。意外ですか?
メンテナンスはあまり好きではないので、なるべく靴を汚さないように履いています。もちろん毎日違う靴に交換しながら回せばベストです。それが出来ない時は、ブラッシングをするだけでも綺麗になります。クリーナーは、ふき取っても実は細かい粒子が表面に残っています。これをブラッシングすることで復活されることができるので、ブラシを掛けただけで綺麗になるのです。いくらブラッシングしてもツヤが戻らないときは、最初からオールメンテナンスしましょう。まあ、月に1〜2回で十分ですがね。普段は、1番と2番だけでOKです。何事もやり過ぎは良くありません。では、いつまで大切に履いてください。
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