精巧な縫製技術を持つホワイツ職人だが、反面思切りの潔さも垣間見る事ができる。ソールとヒールの接合面に注目して頂きたい。削り込みだ。ノミで削り込んだような跡が伺える、ザックリと。しかしこの接合部分の剛性感は非常に高いのだ。また写真右下の細い線にも注目。アメリカンシューズならではの大雑把さがここでも垣間見る事ができる。この線は、実はアウターソールを縫い付ける為にできる切り込みだ。ヨーロッパの靴はこの線が見えない様に精密に切り込むのに対し、アメリカ靴はあえて見えるように切る。これは、初めからソールは減るもの、壊れるものと考えオールソールする事を前提とした結果なのだ。大胆でいいなあ。釘は、シャンクを留めているパーツ。ソールのセンターがもっこりしている部分にシャンクが入っている。素材は分からないが、かなり極太だ。