■雨染みをほっておいたら大変な事に!!

 雨天や冬シーズン。女性の勝負靴としてブーツは欠かせないアイテムとなっておりますが、ちょっとケアを怠ったり、防水処理を忘れてしまうととんでも無い事になるのです。今回は、防水せずに雨の日に履いてしまい、そのまま放置した結果シミが取れなくなってしまったお客様のリペア記録です。

 

写真をご覧頂くお分かり頂けるように、ベージュ色のブーツにはっきりクッキリと雨染みの痕跡が残ってしまい、もうこのままでは履く事ができません。良く言えばウイングチップブーツ状態なんですが・・・。お客さんも捨てようか悩んでおりました。どこまでできるか分かりませんが、治るところまでという事で今回引き受けました。

 

いろいろと試行錯誤を繰り返し、正面からはほとんど気にならない状態にまで回復させる事ができました。脹ら脛部分のポツポツは一部どうしても残ってしまったのですが、以前よりは気にならないと思います。サイドも頑張っては見ましたが、ここまでが限界。結局色素変化を起こしてしまったので、サイド部分はこれが限界なのですが、目立つ事はないと思います。

 

 

 

皆さんもここまで酷い状態になってしまう前に、まずは防水処理をしっかり心掛けてください。特に色の雨水革製品は、ブーツに限らず全てこうなる可能性がありますので、防水は必須なのです。でも、防水も万能ではありません。定期的に施工する事はもちろんですが、雨や雪の中で使用した後は、乾いたタオルでポンポンと軽く叩いて表面の水分を取り除いたら、自然乾燥させてください。靴内部には乾いたタオルか新聞紙を入れてください。

 

尚、絶対にしてはならない事があります。濡れてしまった靴を熱風で暖めたり、アイロンを掛けてはいけません。濡れた革に熱を加えると、途端に革が破壊されて御臨終です。これだけは気をつけましょう。

ナトリヤ