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ジョンロブ

■マイフェイバリットな靴達−ジョンロブ NASEBY(ナセビー) Last7000 バーガンディーアンティーク カーフレザー

 僕が所有している靴の中で、今現在(2007年)最もハイクラスな靴がジョンロブです(履き下ろしは、2006年9月)。仕入れるにしてもかなり躊躇するほど高価な靴で、自分用にするにもやっとの思いでした。これを履いてしまうとドレスシューズの世界観が変わってしまうというか、ヤバイ世界に足を踏み入れてしまうんじゃないかという思いがあって、これまで履かずにいました。それまでは、エドワードグリーンが所有していた靴の中では最高でしたが、自分の店で取扱う以上は履いてみるべかという事で、ついに手を出してしまいました・・・。奥方には「自分ばっかりイイ靴履いてぇ」なんて突っ込まれてしまいましたが、まぁ毎度の事なんで。・・慣れは恐いです。

さて、それではナセビーのインプレッションを行きましょう。まずファーストインプレッションは、軽い!という事。そしてライニングも厚みがあるのでしっかり感がある事ですね。履き慣らしが結構必要かもというのが最初の感想でした。そう言えば、オールデンのモンクストラップも、ストラップ自体はソロでしたが、結構最初痛くって、こんなの履けるかいっ!! と思った時期もありましたが、上手く足をいたわりながら慣らしていったら、今はもう病みつきになりました。その経験を踏まえて今回は、ダブルモンクですからさらに慣らしは慎重にしようという方向で履き下ろししました。

案の定、最初の2週間とか3週間は、結構辛くって特に甲が痛いのなんの。こういう時の履き慣らしは、足が靴擦れして赤くなる前に他の靴にチェンジすること。普段履きなれている靴に履き替えることで、足の痛みは徐々になくなりますので、完全になくなるまで数日待って、またトライ。この繰り返しですな。そうすると次第に足に馴染んでくるので、血が出たとか靴擦れしたという事はなく慣らしを完了することができますよ。

最近は、お得意のトゥを中心にワックスアップをして鏡面仕上げにして楽しんでいます。皺も程よく入って来ましたが、オールデンのような皺をガンガン入れて楽しむよりもこの位に皺は抑えておいて、履かない時は確実にシューツリーを入れて保管して置くのが理想です。シューケアする時もツリーは必需品です。最近のロブはツリーが付属している物が増えて来ましたが、まだ別途購入しなければならないものがありますので、是非ロブを買う時は一緒に揃えてやって下さい。

ロブを扱うようになってからというもの「こんなに高い靴はデリケートに扱わないといけないし、履く機会が限られるでしょ?」と頻繁に聞くようになりましたが、それは、言い訳です。どうせ買うなら世界最高峰の物に手を出してみて下さい。僕は、このロブをレーシングカーの操縦とバイクでも使用して、雨天でも履くという暴挙をしてみましたが、ご覧の状態で現役で履けています。要は、普段のメンテナンスと履きたいシーンに応じたビフォーケア、そしてアフターケアを自分なりに決めておく事。こういう時に履いたらこうなるだろうという予測の上でケアをしておくとダメージが少ないです。ですから、大事こんこん箱入り娘のように扱うのではなく、きちんと道具として使ってやって大丈夫。なーんにも恐くありません。リペアもロブの方で完璧にしてくれますので、初期投資は高いけれども実に長く履ける相棒となることは言う間でもないのです。ナセビーは、個人的にモンク系が好きなのでチョイスしましたが、フィリップ2とかシティーとかから入ると親しみ易いと思います。魅惑の本格高級靴の世界へ旅立ちましょう!!



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