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さて、PREMIATA(プレミアータ)と云えば他ブランドと比較して、よりクリーンでモダン性を追求した独自のスタイルを目指している。いかにも職人技といったわざとらしい表現は避け、ミニマルな抑制の効いたスタイリングが特徴である。しかしディテールに目をくばれば、確かな職人の技術がされげなく息づいているのに気づくはずである。そのテクニックは靴のプロをうなわらせるものであるし、その美しいフォルムをささえる裏には職人の手仕事があることを実感する。
デザインはグラツィアーノ・マッツァ氏を中心に4人のデザイナーグループによってクリエーションされる。その中にはプレタデザイナーのキャロル・クリスチャン・ボエル、パトリックコックスで活躍してきたデザイナー(特に名を秘す)等が含まれる。
まず、PREMIATA(プレミアータ)を特徴づけるフォルム(シェープ)の基礎となるラスト(靴型)の設計には充分な時間が費やされる。毎シーズン2〜3型の新モデルが発表されるラストであるが、このラストこそ靴の履き心地の良さ、フォルムの新機性を決める最も重要な部分である。まさに完成されたラストにこそ、美しいデザインが生きるし、逆にわざとはずしたアンバランスな魅力もそこから生まれる。
デザインのディテールについては、スティッチングが極力出ないアッパー(甲革)の縫製テクニックやウエルト(コバ)の処理など、ミニマルなデザイン思想が表現される。靴という小さな世界ながら時代の気分がディテールに表現されているわけである。
また、デザインはシンプルながら、履いた時圧倒的な存在感を主張するのもPREMIATAならではである。全体のボリューム感、そしてその在り方はイタリア靴らしく実に多弁となる。靴はながめるものではなく履いてこそのものなのだということをPREMIATA(プレミアータ)の靴は実感させてくれる。
G.M社が展開するPREMIATA(プレミアータ)には3ラインで構成される。ひとつはPREMIATA
COLLEZIONE(プレミアータ・コルツィオーネ)で、これはモード性を追求し、デザインの実験的ブランドとして位置づけられよう。ふつためはPREMIATA
UOMOで、このラインはPREMIATA(プレミアータ)の中でも核を占めるブランド。前述の「ニュー・クラシック」がここにあてはまる。PREMIATA
COLLEZIONE(プレミアータ・コルツィオーネ)で試されたデザインがさらに練られPREMIATA
UOMO(プレミアータ・ウォモ)へ昇化する。最後は、PREMIATA
DONNA(プレミアータ・ドンナ)であるが、マニッシュなものも含まれるものの、パンプスといったレディスならではの商品が中心となる。
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