皆さんは日本全国いろいろなところにお住いですが、朝、家の

 前に突然雪の壁が出来ていたなんてことありますか? 東北や北海

 道にお住いの方は経験があるかもしれませんが、昨日は何も無

 かった道路が、次の朝には白い壁と化しているなんてことが、

 ほんの10年位前まで当然のごとくありました。ところが、最近は

 積もったという経験がまるでありません。これも異常気象のひと

 つなのかも知れませんが、靴屋にとっては死活問題です。

 

  ゴム長靴が一向に売れないのです。この時ほど雪が降ってくれ

 と天に手を合わせた事がありません。雪が大量に降っていたころ

 こちら上越では、1日に1.5mなんてことはざらで、場所によって

 は2m〜3mと物凄い量の雪が積もっていたものです。当然、仕事に

 はならず、朝から雪掻きをする羽目に。そう、その時こそ靴屋の

 出番。ゴム長靴の出番なのです。ゴム長靴のソールは特殊なビブ

 ラムの様なパターンを持ち、溝の高さが高いところで1.5cm位の物

 も。もちろん一体整形の完全防水で、インナーは見た目にも暖か

 いボアが敷き詰められています。

 

  履き口には3cmから4cm位の雪の侵入を防ぐ毛足の長いスエード

 調のガード。ただし、あまり役にはたたず、逆に雪の侵入を許し

 てしまうと今度は、足が抜けなくなる。でも、見た目だけは、

 あったか。色は黒を主流に、赤、青、黄色、緑、オレンジ、白と

 いう風に表示されて店頭に並ぶ。一番売れるのはやはり黒。原色

 系も意外と健闘。お客さんは雪の降りしきる足場の悪い状態の中

 を車を使う事ができずに、わざわざ歩いて買い物に来てくださっ

 たりして、ほんとうに感謝の至りです。

 

  そんな、ゴム長靴も雪の減少と時代の流れで、一時はスノート

 レブームがあったり、ソレルモドキがもてはやされたりと、消え

 行く運命を辿った事もございます。それでも、生活必需品となっ

 たゴム長靴は多くの人に使い続けられています。Natoriya.comも

 雪の減少とともに、時代の流れ、私達の考え方の変化、等で業態

 変革を迫れたりもしました。店頭からはゴム長靴は姿を消してし

 まいましたが、いざという時のストックをして、今も皆さんから

 お呼びが掛かる日を今か今かと待ち望んでいます。

  さあ〜て、来年の冬は出番が来るかな?

 

 

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         October,8 1998