第5回

靴に使われている革の種類とその特徴

 靴は、おしゃれの仕上げとして大切なアイテムです。だから、ご自分の靴のコレクションが増えてくると自ずと甲革の名前や表面の模様(木目)などが気になります。原皮には、牛・馬・豚・山羊・羊・水牛・鹿・カンガルー・ダチョウ・ワニ・トカゲ・ヘビ・鮫・鯨・蛙・アザラシ・オットセイ・像・サイキリン・ヒョウ・トラ・アルマジロ・イグアナ・アリクイ・せんざんこうetc.....牧場で人工飼育できるものから、ワシントン条約で捕獲禁止の動物ので様々です。
 一般的には牛皮が最も多く用いられています。これらの原皮の80%〜85%は、外国からの輸入にたよっています。牛皮はアメリカ・オーストラリア・カナダ・ヨーロッパ、馬皮はアルゼンチン・オーストラリア・南アフリカ、山羊、羊はインド・パキスタンなどからの輸入です。なめされ加工されると革という文字に変化しますが、それぞれの種類の皮革は、一般的に若い個体のものの方がソフトでしなやかで木目も細かくて珍重されます。特に牧場などで管理されて飼育される動物も含めて、命ある生物ですので、病身であったり、ケンカなどによる外傷で革にキズなどのある事もあります。これら自然界の大切な生き物を我々人類の為に使用することに感謝し、大切に手入れをしながら使用しなければならないと思うのです。

革の呼び方と年齢
〜半年位(子供)
〜2才位(青年)
〜∞(大人)
カーフ・ベビーカーフ
キップ
牛大判・半裁
山羊
キッド
キャブ
ゴード
ラム
-
シープ

★仕上げ別による種類

◯スエード

革の裏面を細かいサンドペーパーでこすって起毛させた物

◯ベロア

(毛足が短く、細かく、手触りの柔らかなものが良質)牛革の裏面をバフしたものでスエードより目が荒く、

◯ヌバック

カジュアルな感じのものによく使われる。 牛革の表面(銀面)を軽くバフしてビロード状に仕上げた物

◯バックスキン

牝鹿のの銀面を軽くバフしてビロード状にした物

◯エナメル(パテントレザー)

なめした革の表面に油脂または合成樹脂を厚くぬって光沢を出した物

◯パール革

牛革などの表面にパールの塗料をラッカーと一緒にまぜスプレーにて仕上げた物